2017年11月8日水曜日

D-RATSとWinDVでチャット ~XLX047DをRatflectorとして使う~

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XLX047 Dを音声通信ではなくデータ通信用としてD-RATSとWinDVで利用する試みを行っています。つまり、XLX047 D に接続してキーボードで文字通信(チャット)するわけです。もちろんチャットだけではありません。メールタイプのメッセージ交換やファイル転送なども可能です。

この方法だと、WinDV で XLX047 D に接続して置いてその入出力ポート 20003(変更可能)に D-RATS をアタッチするという、何れも無償ソフトによるコストの掛からない方法で可能となります。 なお、「D-RATS に挑戦!! 第2弾 "Ratflector にアクセスしてみよう"」に記載致しました「Ratflector RATJA」については現在も稼働中で、D-RATSのソフトウェアのみで、より容易にアクセスできますのでご利用ください。

■ Windowsアプリのダウンロードとインストール

  1. 先ず、WinDVをダウンロードします。下記のURLをクリックするとログイン画面が表示されますので、ログインアカウントを取得してください。

  2. http://www.dutch-star.eu/my/login.aspx

  3. ログインが完了したら、左ペイン下方の
    > WinDV] をクリックします。

  4. 説明のページが表示されましたら、最下部の
  5. You can find this software in our Software Downloads page.

    をクリックし、ダウンロードページに移動します。

  6. 図中 **NEW** のマークが付いている DV Node ("WinDV") for Windows V1.5.8 BETA-3 をダウンロードします。

  7. ダウンロードされた windv-1.5.8p3-setup.exe をダブルクリックしてインストールします。

  8. 次に下記のURLから最新版のD-RATS(d-rats-daily-04172014-installer.exe)をダウンロードします。

  9. http://www.d-rats.com/download/tmp/

     ダブルクリックしてインストールし、自局のコールサインを設定するだけですが、詳細が必要な場合はD-RATS に挑戦!! "まず使ってみよう"をご参照ください。

■ WinDV を設定する

  1. WinDV をリフレクターに接続出来るように設定します。 [Tools]→[Options

  2. 電波は出さないのでコールサインは個人用で構いません。但し、使用する拡張子(A Bなど)は別途無線機にセットして、リピータから自動応答を呼び出すなどしてゲート越えした履歴を作って置いてください。

    コールサインサーバは図の通り選択して置いてください。RFデバイスは必要ありませんので[None]を選択します。

  3. リフレクタの住所録であるホストファイル(dcshosts.txt)を編集します。

  4. Cドライブのフォルダ C:\Program Files (x86)\MicroWalt Corporation\WinDV に有る dcshosts.txt を、エディタで開き末尾に次の一行を加えます。

    DCS047 xlx047.ddns.net

    その他にも接続方法(プロトコル)が有りますが、詳しくは XLX047 ダッシュボードの[Info.]ボタンを押してください。

    これで、WinDV で DCS047 を指定すればその住所が解決される事になります。

  5. WinDV で D-RATS が扱えるよう設定します。[Tools]→[Settings

  6. D-Rats]タブを開き、[Enable D-Rats]をチェックし、コールサインを入力します。

    これで、WinDV へ UDP20003 ポートを通じて送り込まれたスローデータとしてのメッセージ(音声と共に送られる20文字のメッセージとは異なる)が接続されているリフレクタのモジュールに流れます。


■ WinDVに対して文字データをやり取りするD-RATSの設定

  1. 先ず、D-RATSに送受信機能(Radio)を設定します。[File]→[Preferences]→[Radio

  2. Add]ボタンをして、Configというダイアログボックスが表示されたら、図のような設定をした上で[Add]ボタンを押してください。

    net:localhost:20003 という設定が一行登録されているのを確認したら[Save]してください。

    これで、[Chat]タブを開け、下方[Send]ボタンの左側に有る、一行分の枠がメッセージ入力欄です。試しに何か(日本語可)入力して[Enter]又は[Send]ボタンを押してみてください。WinDVが通常の会話のように送信するはずです。 同時に、D-RATSのメインウィンドウに自分自身の送信履歴が赤文字で表示されます。もし返答が返って来れば、その下に青文字で相手のメッセージが表示されます。

    さらに詳しくお知りになりたい方は「D-RATS に挑戦!! "まず使ってみよう"」から始まる4シリーズをご覧ください。


■ アマチュア無線らしい D-RATS の使い方

 上記の状態をRFを利用して構築することも可能です。実際にはその方がアマチュア無線的です。簡単に概念を書いておきたいと思います。DV Dongleをお持ちでない方も出来ますのでお試しください。

  1. まず XLX047 D に接続した G4KLXノードの ircDDBGatewayConfig で D-RATSを[Enable]にします。 これで XLX047 D からの D-RATS Data がノードを通して送信されます。

  2. 受け側の無線機のデータ端子とパソコンをUSBシリアル変換ケーブルなどで接続します。

  3. パソコンにインストールしたD-RATSで、Serial 設定の Radio を構成します。

  4. Name:[適宜] Type:[Serial] Serial Port:[COM?] Baud Rate:[9600]
もちろん、この通信は双方向で出来ます。
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J E 3 H C Z@XLXF047 B

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