2012年11月22日木曜日

D-RATS に挑戦!! "まず使ってみよう"

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 前々から気になっていたD-RATS。先日ある方(Tさん)から肩を押されて再度挑戦してみることにした。
 D-(STAR)が逆さ(RATS)になったというD-RATSは3年ほどになる。ダン・スミス氏(KK7DS)がシステムを開発し、管理している。また、使い方に迷っているとアクティビティの高いパトリック・コナー氏(N3TSZ)がグーグルの翻訳を使いながら教えてくれる。そんなこんなでやっと私にも分かってきた次第である。

(最下部の随時追加メモも合わせてご覧ください。)
    このロゴは許可を得て使用しています。

  1. まず、おおまかに機能を見てみよう
  2. まだまだ私もこれからなので(結構奥が深い)、ざっとメニューを見てみると、
    • まず、最初のタブ[Messages]では、EmailやMemoなど6種類の形式の中から選択して文書が送信・受信・保存できる。通常のメールソフトにメッセージ形式を選択できるようにしたようなものである。
    • 次は[Chat]。最も使用頻度が高いだろう。オンラインしている局すべてにメッセージが見える[Main]タブが下部に付いているが、グループやプライベートチャットもタブを追加することによって可能である。
    • 三つ目が[Files]である。オンライン中の局と接続をすると、お互いの「D-RATS Shared」フォルダ内のファイルを送ることも、取ることもできる。
    • 右端の[Event Log]では、各局の行った行為やイベントのログが表示される。接続できたかどうかもここに表示される。

  3. ソフトをインストールする
  4. とりあえずやってみよう。  D-RATSのホームページの左ペインに説明書やソフトウェアのダウンロードメニューがある。
    • メニューには最新バージョンが「D-RATS 0.3.3 Released!」と書かれているが、パトリック氏から別のフォルダにある、さらに最新ものをダウンロードするように言われた。
       http://www.d-rats.com/download/tmp/ (2015/10 変更)
      特にWindows用のものは「d-rats-daily-04172014-installer.exe」を選択すると即インストールできる。これで終わりである。(Windows Vista、7、8、10)
      ただ、XPに関してはちょっと日本だけの特殊事情で次の手順が必要になる。
    • WindowsXPのみの手順
    •  まず、デスクトップに出来るはずの「D-RATS Shared」フォルダが出来ない。 この理由はインストーラがフォルダを作成しようとするとき「C:\Documents and Settings\yoshi\デスクトップ\D-RATS Shared」の「デスクトップ」が文字化けするのである。Vista や 7 はそこが「デスクトップ」であっても「Desktop」に置き換えられるので事故にならない。したがってこれが分かれば日本語が入らないパスにフォルダを作ればいいのである。(例:D:\D-RATS\D-RATS Sharedなど) そしてこのショートカットをデスクトップに置くなどする。
       これで、準備が出来たので設定をこの新しいフォルダに変更する。この変更の仕方は次の項目で・・・。
    • Preferencesで最低限の設定をする
    •  インストール直後の起動では、途中で「まずコールサインを設定するように」というスプラッシュが表示される。そのときは自動的に設定のダイアログが開く。その他の場合メニューバーから[File] → [Preferences]と選択すると右図のような設定画面が表示される。
       まずここでは、最低限の設定をする。[Callsign]には普通「JE3HCZ」と入れるが2台のPCで二つ使用したいときなどは、
      もう一方を「JE3HCZ-2」などと枝番をつける。さらに[Name]も設定して[Save]する。(図は目セージの設定がしてあるが不要)

       XPの場合保存する前に[Paths]の変更をする。 図は、前項の例で示したフォルダを指定している。
       なお、それ以外の2つのフォルダ、マップとロゴも下記のようになっている場合、Windows Vista以降のパスなのでD-RATS Shared 以外 のフォルダを指定する。 C:\Users\User\AppData\Roaming\D-RATS→Vista、7ではこれで正しい

       XPでの本来の指定フォルダは次の通りであるが、「フォルダ オプション」で[すべてのファイルとフォルダを表示する]に設定しないと見えない。そこで、図では全く別のフォルダを指定している。
      C:\Documents and Settings\User\Application Data\D-RATS

    =MEMO=
    その後、パトリック氏から指摘のあった推奨初期設定について追記します。(2013/1/2)
      [ALT+P]で設定ウィンドウを開く。
    1. [Preferences]にて、コールサインを確認。(前述)サインオン・サインオフ時のメッセージを自由に設定し、ping(局指定・全指定でオンライン状態を問い合わす)に対する応答メッセージも設定する。
    2. [GPS]で緯度・経度を書き入れる。詳細はこちら
    3. [Appearance]ウィンドウの[Notice RegEx]に自分のコールサインを入力する。
    4. [Sounds]でそれぞれのイベントに対するサウンド(WAVファイル)を設定する。
    5. [Messages]で[Automatically forward messages]のEnabledにチェックし、[Quere flush interval]を30秒に、[Station TTL]を600秒に設定する。
    6. [Trancfers]では、[Remote file transgers]をEnabledにし、[Warmup Length]を16に、[Warmup timeout]を0(ゼロ)に設定する。
    7. [Save]をクリックして「Config」ウィンドウを閉じる。
    8. D-RATSウィンドウ右下角にある[My Status]の[Online]下にあるメッセージを書き換える。 (例:Myname in City, [Locator]など)

  5. 早速メッセージを送ってみよう
  6. Chat]タブをクリックすると、最初は誰も表示されない。
    • まず右ペインの余白で、右クリックすると[Ping All Station
    • という項目があるので、選択してクリックする。すぐに、今接続している局が表示される。「テスト」などと日本語で打ってみると日本語が表示されるか分かる。もちろん英語の分かる方は、もうすぐ誰かとお話しできる。
       メッセージの入力は下部の[Send]ボタンのあるラインに行う。複数行の長文もOKである。
    • Open Private Chat

       まず友達が右ペインにいたら、ツールバーの[Open Private Chat]をクリックする。
      すると、コールサインを入力するダイアログが表示されるので、右ペインに表示されているとおりに入力し、[OK]する。 [Main]タブの横に[@JH1BLT]のようにプライベートタブができる。 ここで入力するメッセージは当人以外には全く見えない
    • Join Channel]は同様に、[@GROUP](GROUP:何でもOK!)と言うタブを作成して表示している者同士のグループチャットが出来る。グループ名さえ分かれば誰でも参加できるが[Main]には表示されない。

    次回は、各地にあるリピータ(Ratflectorという)とは、またそれに接続する方法を掲載したいと思う。


    随時追加メモ
    2013/01/28追記
    =MEMO=
     D-RATS の Main を見ていると、[QST]と付いた行(自動送信)が多く表示され、見にくく感じることがあります。その場合は次の方法で目立たなく出来ます。

    Alt]+[p]→[Appearance]→[Ignore RegEx]に「¥[QST¥]

    と入力してください。すると、[Ignore Color](変更調整できます。)で表示され、その他のメッセージ等が見やすくなります。
    2015/11/09追記
    =MEMO=
     D-RATSソフトウェアをLinux Debian 8(Jessie)にインストールする場合、

    $ sudo apt-get install d-rats

    でインストールすることが出来ます。ただし、d-ratsを立ち上げようとすると

    $ d-rats
    Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module"
      :
      :
    ImportError: No module named glade

    と言うエラーを発生します。もしこの現象が出た場合は次のようにしてください。

    $ sudo apt-get install python-glade2


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J E 3 H C Z @REF047 C

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