2012年5月7日月曜日

国内リピータ+JPlus にDV Dongle を接続する

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ここでご紹介している,「国内リピータ+JPlus」は実験を一旦停止致しました。 したがって現在接続して戴くことが出来ませんが投稿の内容としては他の参考にして戴けることもあろうかと思われますので継続掲載させて戴きます。 (2014/03/10)

 このDV Dongle(青箱とか青ドングルとも言われています)は、パソコンにUSB接続し、専用のソフトウェア(DVTool)で国内のリフレクタ(REF008、REF047)や 海外の沢山あるリピータ/リフレクタに直接インターネット接続し、文字通り世界中をワッチしたり、交信したり出来る機器です。 マイクスピーカーはパソコン用のヘッドセットなどが使えます。
 そこで、国内のリピータにインターネットで直接接続を可能にするために、「JPlus」というソフトウェアが開発されています。 これをD-Starリピータのゲートウェイ・パソコンにインストールするだけで、電波が届かない不感地帯からでもインターネットで接続して、 後は、通常通り山掛けをしたりゲート越えをしたりして楽しめます。
 今回の接続では、DV Dongle標準の「DVTool」は使えません。理由は接続の為のデータ、リフレクタ/リピータ名とグローバルIPアドレスのリストが公開されていないため、 公開を前提としている「DVTool」が使えないのです。(もちろん公開されている場合は今回の処方は不要です。)
 使用するソフト「WinDV」は別のグループが開発したものですが、DV Dongleをサポートしています。 また、公開されていないアドレスについては、ファイルに記載することによって接続することが可能です。
  1. 編集するファイル
  2. C:\Program Files\
    MicroWalt Corporation\WinDV\dphost.txt

  3. 編集する内容
  4. ファイルをダブルクリックするとメモ帳が立ち上がります。図のように「Gateways」の項目に接続したいリピータのアドレスを設定します。
    #Gateways
    JR3WZ⑥⑦jr3wz.dyndns.org

    1文字目から7文字目までにリピータのコールサイン、8文字目以降に固定IPアドレスまたはダイナミックDNS名を記入します。
    DVToolではシステム上固定IPアドレスしか扱えませんがWinDVでは、ダイナミックDNSを使った名前の解決が可能です。
  5. WinDVでの登録
  6. 今回は標準で指定出来ないアドレスの設定にとどめ、WinDVのインストール接続設定等は割愛します。(参照:標準的なWinDVの設定
    WinDVはDUTCH*Starからダウンロードできます。(要入会)
    画面下部に位置する[Gateway]ボタンを押して、リピータを指定することも出来ますが、今回は「QuickTune Panel」と言うものに登録します。

    まず、メニューバーの[View]よりドロップダウンメニューを開け、[Show QuickTune Panel]にチェックしておきます。

    メニュー隣の[Tools]より[Edit QuickTunes]を選択します。

    登録したい箇所の[Configure]ボタンをクリックします。

    <<MEMO>>
    RF(リピータを無線機で利用する)側の設定は
    My =My Call
    RPT2=JR3WZ G(5文字+スペース2つに注意)
    RPT1=JR3WZ A(空白でも可)
    UR =CQCQCQ
    のようにします。ゲートウェイPCまでは信号が
    行くが、ゲート越えはしないと言う意味になり
    ます。ID-31などはマニュアル操作ではRPTの
    設定は出来ないのでメモリーしておくと良いで
    しょう
    「Gateway Selection」ダイアログボックスが表示されます。

    [JR3WZ]を選択し、モジュールを接続先の条件に合わせ選択します。 JR3WZはA~Eに対応しています。(現在は開発テスト稼動ですので繋がらないこともあります) Aモジュールは、70cmバンドD-StarリピータですのでRF側が、rpt2=JR3WZ G の設定をしていれば話せます。

    Auto-reconnect after disconnect]にチェックしておくと切断されても再接続します。

    DPlus]が選択され、[Connect as Dongle, else as Hotspot]にチェックされているのを確認して[SAVE]します。
    あとは、必要なだけ登録を繰り返し[SAVE][Close]すればQuickTuneの登録が完成です。

    必要な、QuickTune ボタンを押した上で、最下部の[Connect]をクリックすれば接続します。
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    J E 3 H C Z @REF047 C


2 件のコメント:

  1. 比較的使い易いUser Interfaceですが、サウンド周りがややプアーな印象。

    上とJARL、VK4TUYのgwys.txtのGateway情報をdphost.txtに追記したところ、JR3WZはスンナリ素早く接続できるが、最寄りのJP5YCNには蹴られ通しです。高松のJP5YCNにはRFでアクセスできていたのだが最近は出来なく少し困っています。

    国内のRepeater-Gateway局にネット接続する手立てはありませんか?

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    1. 残念ながらJR3WZ以外の国内G1リピータでは利用できません。諸外国のG2+DPlusのように相手先のリピータの様子(現在ではUR?で仕様可、RPTで故障又は使用中などと判断)が聞いて分かるような方法を模索するために安田OMが実験的に作られた暫定版です。開発当初よりJR3WZオーナーの協力があったためそのゲートウェイPCの仕様に合わせて(OS:Fedora 7)開発されたため一般的に使用されている(CentOS 5.9など)への移植性は確保されていません。いずれこれらの機能を網羅した次世代ゲートウェイソフトウェアが開発されることに期待しております。

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