2011年6月23日木曜日

収まる所に収まったお気に入りアンテナ

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 最初、100mWぐらいで使っていて気にならなかったのだが、知り合いの局長さんから譲り受けたお気に入りのアンテナ、あるとき5W出したときおかしいなと思ってしばらく使わずに置いておいた。先日リピータから10Kmぐらい離れた所でたまたま500mWになっていたのを忘れたまま送信した所リピータからの戻りが入感した。5Wで戻りが無かったときはほぼリピータの真下だった。

 今回の職人紹介はアンテナ職人である。

 そんなわけで、どうもSWRがまともじゃないんでは・・?と思い出した。そのまま使えるものと思い込んでいたのだ。早速SWR計を持ち出してアンテナのみ計ってみたところまともではない。エレメントの長さを調整してみたが、それ以前の問題であった。500mWというQRPが功を奏して5Wで電波すら出なかったところ何とか10Km飛んだと言うことだ。恐ろし・・。

 いつも行くハムショップでたまたまこのアンテナを譲ってくれた方と合うことが出来、アンテナを購入したときの梱包に制作者が書いてあるとのグッドニュース。早速、メールを出したところ、とても親切にマッチングの取り方についてのご返事を戴いた。

 元々のスタイルは右図のような形をしていた。

トップエレメント(1/4λ)の長さでディップを希望の周波数に合わせながら、ラジアルの下部をスカートを広げるように調整していく。それでも駄目ならラジアルの長さをミリ単位でカットしていくというものであった。

 結果は、上の写真のように収まる所に収まった。SWRも430帯全域で1.2に収まった。取付位置が低いことやすぐ前に人体があることを考え合わせるといつもの通勤経路でほとんどアクセスできたのは上出来であった。
73 JE3HCZ

本日の職人さん
Sankirai.Elec http://www.arinkurin.com/
吉村將志さん


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